ケース7:瞼のトラブル

瞼を開きにくい、歩いていてよく物にぶつかる、まぶしいなどの症状がある場合、『眼瞼けいれん』が疑われます。原因として、大脳基底核という部分の異常が疑われていますが、はっきりしていません。

この症状は、瞼を閉じる筋肉の力が強くなっているために起こりますので、必要であればボツリヌス毒素という筋肉の力を弱める物質を注射します。

また、ドライアイ眼精疲労、顔面神経の異常による疾患などでも似たような症状を起こすことがあります。原因を明らかにして、それに応じた治療を行うことが大切です。

他に「瞼がはれた」「瞼にできものができた」「瞼がかゆい」など、眼科・皮膚科・内科の何を受診すれば良いか分からない、というときも、まずは瞼については眼科を受診して下さい。状況によって、点眼薬・塗薬・内服薬などによる加療や、外科的切開/切除を行います。