ケース3:糖尿病

糖尿病と診断されて、内科には通院しているけれど、眼科通院はしていないという方、いらっしゃいませんか?

糖尿病は体のあちこちに様々な合併症を引き起こします。目も例外ではなく、網膜症(糖尿病による出血や網膜剥離)・白内障緑内障などを引き起こし、進行すると失明してしまうこともありますので、定期的な眼科検診が必要です。

視力・眼圧などの一般検査の他、詳しい眼底検査が必要になります。眼底検査は、瞳孔を開く目薬を点眼しますので、個人差はありますが、平均5時間ほど焦点が合わなくなったり、日光をまぶしく感じたりします。車での来院はお控え下さい。

軽症(初期)の場合は、定期的な眼底検査を受けて頂きながら、点眼・内服による治療を行います。進行例では、病態によってレーザー網膜光凝固という治療が必要になります。これを1〜2週間に1回程度、必要に応じて3〜5回に分けて行います。

さらに進行した症例では手術が必要になりますので、近医もしくはご希望の病院をご紹介しています。